SelenioFlex™ Live は、IPTV や OTT サービス、モバイルなどのマルチスクリーンに向けたプレミアムなライブや番組の配信を行う、コンテンツ配信サービス業者や各放送局にとって理想的な、多入力・多出力・ハイプロファイル対応のライブエンコーダです。
1 RU ラックマウント型の筐体にパワフルな性能と不測の事態に備えた冗長性、Zenium™ (ジーニウム)ワークフローマネージャによって常に最新テクノロジーに対応できる先進性、そして柔軟性をあわせ持っています。
製品カタログ
SelenioFlex™ Live の主な特長
マルチスクリーン配信に必要なマルチエンコード
コンテンツの視聴端末やサービスは、現在多種多様に存在します。モバイル(携帯電話)や OTT サービス、タブレット、パソコン、IPTV (STB)等のマルチスクリーン配信と、ブロードキャストに向けた複数のエンコードを同時に行うことが可能です。
多出力 & 高品質
一般的には出力数が増えると画質が落ちる可能性が高くなりますが、SelenioFlex™ Live は配信事業者が納得できる高品質なエンコードを提供します。
ABR (アダプティブ・ビットレート)に対応
SelenioFlex™ Live は ABR (アダプティブ・ビットレート)に対応しています。マルチスクリーン配信において視聴者の環境は様々であり、より多くの視聴者へコンテンツを届けるために ABR (アダプティブ・ビットレート)は有効な手段です。
(アダプティブビットレート: Apple HTTP Live Streaming、MPEG-DASH (今後対応予定)
簡単な操作インターフェースと Powered by Zenium™
SelenioFlex™ Live は、Zenium™ (ジーニウム)ワークフローマネージャ上で動作し、マルチスクリーン対応を正確なものとします。次世代メディアにとって強力なソリューションです。操作インターフェースは Web ブラウザで提供され、簡単にマルチスクリーン配信の設定ができるようにデザインされています。
Zenium™ は、次世代のメディアワークフローをより効率的に、より速く、より判り易くして、柔軟にワークフローを構築・管理できるようにするためのプラットホームです。これからのマルチスクリーン、ファイルベース時代のニーズにいち早く応えられるように、オープンなエコシステムに設計され、数多くのサードパーティ・パートナーとの連携も実現しています。
オンデマンド用、アーカイブ用のファイルも同時生成可能
SelenioFlex™ Live は配信向けのストリーミング・エンコードに加え、放送後のオンデマンド用ファイルやアーカイブ用のファイルも同時生成することが可能です。
プリプロセス機能搭載
配信される映像に対する加工を行うことができます。
- クロッピング機能: 映像の周りにある黒い部分を除去することができます。
- 静止画オーバーレイ(スーパーインポーズ)機能: 配信される映像上に企業ロゴや番組名などの静止画を透かしのように合成することができます。
SelenioFlex™ Live 仕様
SelenioFlex™ Live は、インターネットを使ったプレミアムなライブや番組を配信する事業者にとって最適なモデルです。Zenium™ ワークフローマネージャによって、IPTV や OTT サービス等に求められる先進性と柔軟性を提供します。また、 プレミアムな品質と冗長性も兼ね備えています。
SelenioFlex™ Live の冗長化と管理
例えば、複数台の SelenioFlex™ Live を運用して、複数チャンネルの配信を行うとき、配信設定やライブエンコード処理の管理を手作業で行うのは非常に困難です。SelenioFlex™ Live Manager を使うことで、管理の手間やコストを大幅に抑制することが可能になり、万が一障害(フェール)が発生した時に自動的に待機マシンへ処理を切り替える機能などを提供します。
SelenioFlex™ Live Manager
SelenioFlex™ Live Manager は、Imagine Communications 社の SelenioFlex™ シリーズ・リアルタイムエンコーダ製品のエンコード処理を監視、管理、制御するソリューションです。
SelenioFlex™ Live Manager を導入することによって、管理コストの抑制や障害時対応の自動化、スケジュールによるタスクの自動化などを実現します。
自動フェールオーバー
SelenioFlex™ Live Manager のフェールオーバー機能によって、エンコードに障害が発生しても問題を最小限にすることができます。全エンコード及びストリーミングプロセスを監視して、障害を感知すると自動的にバックアップ機へ運用を切り替えます。
注)フェールオーバー時のストリーミング映像は、特質上 1 フレーム単位での切り替えはできません。約 1 ~ 2 秒の静止状態が入ります。
集中管理
複数チャンネルの配信では、冗長構成を含めるとチャンネル数以上のエンコーダが必要となります。エンコードの設定やメンテナンス、日常のモニタリングの際も一元的に各エンコーダにアクセスできると管理が非常に容易になり、管理コストを抑制します。
スケジュール機能
エンコードの開始や停止、メンテナンスを目的とした定期的なエンコーダのリブート(再起動)などを、スケジュール化して管理することができます。スケジュールされたタスクは視覚的なタイムライン・インターフェースで制御できます。