インジェストのニーズ

現在全てのビデオコンテンツは、編集や加工、放送、配信、アーカイブ(保管)などのために、目的に応じたフォーマットにファイル化する必要があります。そのための作業が「インジェスト」です。ビジネスの成功のためには、大量のコンテンツを如何に効率よく、正確にインジェストするかが重要となっています。また、テープに保管されているコンテンツをファイル化することは、再生機器がなくなる懸念もあるため急務と言えます。

インジェストの最大のボトルネックは、ビデオの再生速度を上げる(早送り)ことができないことです。効率を上げるには同時に多系統のインジェストをする以外にありません。また、インジェスト後のフォーマットも、複数必要となることもあるでしょう。これらのニーズを満たすインジェストマシンが今求められています。

MEDIA INGEST FUNNEL

最高のインジェスト・パフォーマンスが手軽に、しかも低コストで手に入ります。

あなたのインジェストワークに圧倒的な性能と安定性を備え、最高の利便性と効率化を提供します。

MEDIA INGEST FUNNEL (メディアインジェスト・ファンネル)は、業務用のビデオ信号 3G / HD / SD - SDI を 4 系統同時に収録できる、メディアインジェスト・ターンキーシステムの最上位製品です。ハードウェア構成からソフトウェアのチューニングに至るまで、シビアな条件を今まで培ってきた経験を元にクリアして、4 系統同時収録システムを完成させました。

信頼と安心できる設計

複数のフル HD ビデオソースを、同時に且つ安定してインジェストを行うためには困難が伴います。インジェストに伴う演算処理に必要な CPU や GPU 処理速度、メモリ性能、ファイル転送に必要なローカルディスク性能、ネットワーク(NIC)性能、さらに、それらのカタログスペックだけではなく経験から得られるノウハウも必要です。

MEDIA INGEST FUNNEL は、複数同時インジェストに必要な知識や経験によって安定性を確保し、信頼と安心できるインジェストマシンとして設計されました。

多入力・多出力

MEDIA INGEST FUNNEL は、インジェスト業務の効率を最大化します。

異なるソース(SDI)を最大 4 チャンネル同時に入力することができ、さらに、各入力ソースごとに出力設定を個別に変えることが可能です。また、マシンの処理能力が許す限り、複数フォーマットへ同時出力(例: アーカイブ用とプロキシ用、Web 閲覧用を同時生成)することで、インジェスト業務の効率化を阻むボトルネックを解消します。

安全なネットワーク転送

インジェストで生成したメディアファイルを、ネットワーク上のストレージへ安全に保管します。

イーサネットワーク(1 Gbps / 10 Gbps)上の共有ストレージへ、インジェストの保管先として直接書き込むのは危険です。転送速度とディスクへの書き込み速度がインジェストの許容範囲内だったとしても、ネットワークのトラフィックが予想以上に膨れ上がり、他のネットワークシステムに悪影響を及ぼす可能性もあります。

MEDIA INGEST FUNNEL は、インジェスト時に一旦キャッシュストレージに蓄えてから、安全な転送量でストレージに保管しますので、安心してネットワークストレージを活用いただけます。

用途の異なる 2 モデル

MEDIA INGEST FUNNEL は、映像プロフェッショナル向けコーデック(XDCAM や ProRes 等)を備えた PRO (プロ)モデルと、ビデオ配信向けコーデック(H.264 や HEVC 等)を備えた ENT (エンタープライズ)モデルが用意されています。

PRO
  • 4 系統同時収録対応フォーマット: XDCAMHD422、Apple ProRes422 HQ、Avid DNxHD
  • ラックマウントタイプ筐体(2U、Windows ベース)
  • 入力信号: 3G / HD / SD - SDIx4
  • 大容量キャッシュストレージ
  • ネットワーク: 1 Gbps x2、10 Gbps x2
  • 電源冗長化
  • プロフェッショナルコーデック対応
ENT
  • 4 系統同時収録対応フォーマット: H.264 / AVC、H.265 / HEVC
  • ラックマウントタイプ筐体(2U、Windows ベース)
  • 入力信号: 3G / HD / SD - SDIx4
  • 大容量キャッシュストレージ
  • ネットワーク: 1 Gbps x2、10 Gbps x2
  • 電源冗長化
  • 4K 入力オプション: 4K60p 入力(12G / 6G / 3G / HD / SD - SDI)に対応するキャプチャーボードを追加

MEDIA INGEST FUNNEL  PRO

MEDIA INGEST FUNNEL PROは、映像プロフェッショナルが日常使う XDCAMHD422 や Apple ProRes422 HQ、Avid DNxHD フォーマットファイルを 4 系統同時に生成する能力を持ちます。また、ノンリニア編集との親和性も高く、インジェストが完了する前のファイルを使った編集作業「追っかけ編集」にも対応可能です。

追っかけ編集

追っかけ編集によって、ノンリニア編集の作業効率は格段に向上します。

従来のノンリニア編集ワークフローでは、キャプチャ作業に素材の時間分だけ作業時間を費やしてきました。インジェストマシンによる追っかけ編集環境を手に入れると、キャプチャが終了する前から編集作業を開始することが可能になり、また、キャプチャ作業によってノンリニア編集環境が占有されることもありません。

Adobe Premiere Pro CC、Grass Valley EDIUS 9 Workgroup、Avid Media Composer と連携可能です。

Adobe

Premiere Pro CC

Grass Valley

Edius 9 Workgroup

Avid

Media Composer

MEDIA INGEST FUNNEL  ENT

MEDIA INGEST FUNNEL  ENT は、インターネットを経由した動画配信で一般的に使用されている H.264 / AVC フォーマットと、高圧縮な H.265 / HEVC フォーマットへのインジェストに対応します。放送局やコンテンツホルダー、企業のトレーニング動画、医療、監視、教育機関、議会中継など、新たに作られるコンテンツだけでなく、既存のコンテンツ(テープなど)をファイルメディアに保管する業務に最適です。

最先端フォーマットに対応

MEDIA INGEST FUNNEL ENT は、動画のインターネット配信で最も一般的に使用されている H.264 / AVC はもちろん、4K もしくはそれ以上の解像度に最適な H.265 / HEVC にも対応します。H.265 / HEVC は高圧縮フォーマットとして、CDN など配信にかかるコストの抑制に大きく期待されています。

現在 H.265 / HEVC のエンコード負荷は非常に高いため、リアルタイム且つ安定したファイル生成環境の構築は簡単ではありません。MEDIA INGEST FUNNEL ENT によって簡単に H.265 / HEVC ファイル生成環境を手にすることが可能です。

4K 入力オプション

必要に応じて 4K60p (Ultra HD: 12G SDI)の入力を可能にするハードウェアオプションを追加することが可能です。

注)4K / 60p 収録は H.264 / AVC もしくは H.265 / HEVC フォーマットのみ対応、入力出力は共に 1 系統です)