2025 年 6 月 26 日(南京、中国):
映像インターフェースおよび IP ワークフローの革新を続けるMagewell(メイジウェル)は、コンパクトな IP 変換デバイス「Pro Convert」シリーズの新モデルとなる「Pro Convert IP to USB」をリリースしました。この新製品は、Pro Convert シリーズの柔軟なデコード機能と、Magewell の定評ある USB キャプチャデバイスによるプラグアンドプレイのビデオ取り込み機能を融合させたものです。Pro Convert IP to USB を活用することで、NDI®、NDI® HX、またはストリーミングソースを、標準の USB インターフェースを通じてビデオ会議ソフトやその他のアプリケーションに簡単に取り込むこと可能になります。
NDI 接続技術へのサードパーティ製ソフトウェアの対応は大きく進んできましたが、多くの AV プロフェッショナルにとって、依然として NDI エコシステムへの参加が難しい状況が続いています。NDI にネイティブ対応していないソフトウェアでも、NDI Tools を利用することで NDI 信号に対応できる場合がありますが、多くの環境では厳格な IT ポリシーにより、こうしたユーティリティのインストールが許可されていないことがあります。Pro Convert IP to USB は、この課題をコンパクトなハードウェアで解決します。NDI ソースを USB 出力に変換することで、ソフトウェア側には通常の Web カメラと同様に認識され、煩雑な設定や追加のソフトウェア導入なしで簡単に使用することが可能です。
Pro Convert IP to USB は、InfoComm 2025 において Sound & Video Contractor から「Best of Show」アワードを受賞しました。
この製品は、NDI® High Bandwidth、NDI® HX2、NDI® HX3 に加え、SRT、RTMP、RTSP、RTP、UDP、HTTP などのプロトコルによる H.264 や H.265 のソースストリームにも対応しています。これにより、ユーザーはこれらの形式で配信されているネットワーク映像を、簡単にソフトウェアに取り込むことができます。入力のデコード処理をこのデバイス側で実行することで、ホストシステム(PCなど)の CPUやGPUの負荷を軽減 ができるので、NDI やストリーミングソースにネイティブ対応しているソフトウェアのユーザーであっても、Pro Convert IP to USB を活用いただけます。
また、最大 1920×1080 の解像度に対応した IP ビデオソースのデコードが可能で、60フレーム/秒の非圧縮映像として、または 30 フレーム / 秒の MJPEG 圧縮映像としてソフトウェアに取り込むことができます。一部のビデオ会議ソフトウェアにおいては 30fps で十分なケースもありますが、Pro Convert IP to USB は 1080p/60fps に対応しているため、リモートでのテレプレゼンスでの用途やライブプロダクションソフトウェアなど、より高いフレームレートを必要とするアプリケーションにも柔軟に対応でき、16 ビット/48kHz の 2 チャンネル音声のキャプチャにも対応しています。
さらに Pro Convert IP to USB は、Windows®、Mac®、Linux® の各 OS に対応しています。UVC(USB Video Class)規格に準拠しているため、追加でドライバーのインストールは不要で、Zoom® や Microsoft Teams® をはじめとするビデオ会議、ストリーミング、映像制作用ソフトウェアとの互換性を実現します。また、コンピューターとのUSB接続から給電されるため、追加の電源の供給は不要です。
ユーザーは、直感的なブラウザベースのウェブインターフェースを通じて、Pro Convert IP to USB の設定、入力ソースの選択、ステータスの確認を行うことができます。さらに、複数の Magewell デバイスを一括で設定・管理する場合は、Magewell 管理ソフトウェア「Control Hub」を利用することも可能です。
「多くのユーザーは、NDI や SRT などのストリーミングソースをビデオ会議プラットフォームや他のソフトウェアに取り込みたいと考えていますが、追加のソフトウェアツールが必要な点が障壁となっていました。新製品の Pro Convert IP to USB を使えば、そのような IP ソースがユーザーのソフトウェア上にウェブカメラのようにシンプルに表示されます。お客様の課題を解決するこのソリューションをお届けできることを、とても嬉しく思います。」
Nick Ma(CEO and CTO of Magewell)
Magewell 社について
Magewell 社(本社:南京、中国)は 2011 年に設立され、ビデオやオーディオのキャプチャ、変換、ストリーミング 向けのハードウェアとソフトウェアの設計および開発を行っています。継続的なイノベーションと卓越した顧客サービスの提供を指針として、Magewell は、そのソリューションの優れた品質、性能、信頼性、コスト効率で高い評価を得ています。
Magewell のソリューションは、ライブイベントのストリーミングや放送、プロダクション、ビデオ会議、医療用画像処理、講演会撮影、監視、ゲームなど、幅広い用途で世界中に展開しています。
日本デジタル・プロセシング・システムズ株式会社とは
DPSJ(日本デジタル・プロセシング・システムズ株式会社)は、先進的なストリーミング技術、放送ソリューション、プロフェッショナルAV機器、専門的なサービスで映像・音声業界の未来を切り開きます。革新性、柔軟性、スケーラビリティを兼ね備えたプロフェッショナル向けソリューションを提供します。
【本件に関するお問い合わせ先】
- 企業名: 日本デジタル・プロセシング・システムズ株式会社
- 連絡先:
- 営業: (担当)DPSJ インフォメーション (Email)[email protected]