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はじめに
2006 年に設立された Hudl 社は、スポーツ界で最も広く利用されているビデオ分析およびスカウティングソフトウェアのソリューションの提供会社であり、10 億本以上のビデオのメディアライブラリを有しています。35 のスポーツ分野の 16 万チームを含む、139 カ国、600 万人以上のコーチやアスリートが Hudl の製品やサービスを利用しています。
挑戦
Hudl 社は、様々なビデオ プレイヤーを使用してテストしてみたものの、いくつかの問題が発生し、最終的にエンド ユーザーの体験の質を低下させる状況となっていました。そのため、ユーザーフレンドリーな API と HTML5 SDK を備えた、信頼性の高いプレイヤーを必要としていました。Hudl 社は当初、新しいプラットフォームの 1 つである Web プレイヤーとして THEOplayer を選択しました。Hudl 社のビデオ担当プリンシパルエンジニアである Casey Bateman 氏は、「THEOplayer は、優れたビデオプレイヤー技術として際立っていた」と述べており、実際に THEOplayer を導入することで、エンドユーザーの体験品質を向上させることができました。
本社： 米国ネブラスカ州、リンカーン
業界： スポーツ OTT
THEOのSDK： HTML5 SDK
導入時期： 2015 年
ウェブサイト： www.hudl.com
ソリューション
Hudl 社は、5 年前から THEO Technologies 社の顧客となっており、THEOplayer を使用している THEO 社の最初の顧客の一つです。両社はその後どちらもマーケットリーダーに成長しました。Hudl 社にとって、特にフローベースのスポーツ（プレーがストップ＆ゴーに分かれておらずプレーの流れが連続しているスポーツである、バスケットボール、欧州サッカー、バレーボールなど）のプラットフォームについていえば、THEOplayer がもたらした最大の違いは、そのプラットフォーム用のウェブベースのプレイヤーにあります。
Hudl のユーザーの大半は、ウェブを介してコンテンツにアクセスしています。THEOplayer は、ウェブベースのビデオプレイヤーを革新し、コンテンツの視聴にビデオ編集スタイルのアプローチを使用する機会と力を Hudl に与えました。このような再生の仕方は、単にビデオを再生したりライブストリーミングするだけではなく、むしろコーチがビデオをコントロールしてプレーや選手を分析できるスタイルでビデオを再生できるようにするもので、Hudl にとって非常にユニークなものです。THEO の HTML5 SDK と API を利用することで、Hudl はコーチや選手が必要とするこのようなユニークな再生の方法やライブストリームを実現することができました。
THEOplayer は優れたビデオプレーヤー技術として際立っていました。
- Casey Bateman
Hudl 社、プリンシパルエンジニア
Hudl ではスローモーションの巻き戻しとスローモーションの早送りを使用していますが、これはコーチや選手が THEOplayer を使用する際に最も重要な機能の一つです。THEOplayer を使って提供される再生サポートのアーキテクチャは、Hudl がスローモーションの巻き戻しや早送りを実現できるように、ビデオフレームごとの素早いシークを可能にし、コーチは詳細なスローモーション再生でプレーや選手を分析することができます。
これは動きの多いスポーツでは特に重要で、たとえば 1、2 フレームずれただけでも大きな違いになります。最初のフレームが表示されるまでの時間は、視聴者が再生を開始してからビデオが実際に再生されるまでの時間として測定されますが、これも Hudl にとって重要です。コーチは、できるだけ早くビデオを見たいと思っているだけでなく、そのようになることを期待しているので、低遅延とすぐに最初のフレームが表示されることは、どちらも Hudl のビデオ再生に大きな役割を果たしています。
結果
繰り返し述べるまでもなく、スローモーションの巻き戻しとスローモーションの早送りが、コーチにとってとても大きな意味を持っています。Hudl は、このような機能を使用するために、以前のプラットフォームでは HLS のアダプティブ・ストリーミングではなく、プログレッシブストリーミングを使用していました。アダプティブ HLS ストリームでこれらの機能を使えることはあまり一般的ではなかったのですが、この機能性をコーチに提供できることは、Hudl にとって大きな利点であり、画期的なことでした。
- Casey Bateman
Hudl 社、プリンシパルエンジニア
" Video is at the heart of Hudl "（ビデオは Hudl の心臓）。Hudl の社内では " Content is King "（コンテンツとは王様）とも言われています。ビデオコンテンツは、スポーツの統計や分析などにおいて非常に画期的なものであり、ビデオとスポーツのどちらが欠けても機能しません。ビデオとスポーツアナリティクスを組み合わせれば、コーチやアスリートにとって非常に強力なソリューションとなります。「なぜなら、コーチはビデオプレイヤーのことではなくコーチングのことを考えたいからです。だからこそ、私たちのニーズを満たし最終的にはコーチのニーズを満たすビデオプレイヤーを持つことがとても重要なのです」「THEO のサポートとはいつも素晴らしい関係を築いています。THEO は私たちにとてもよく対応してくれますし、いつも喜んで助けてくれています。」と Casey は述べています。
Hudl にとって、QoS（Quality of Service：サービス品質）と QoE（Quality of Experience：体験品質）はどちらも最優先事項ですが、最近では、プレイヤーだけでなく、ビデオ配信にも依存する QoE にも力を入れています。Hudl 社は、最終的なビデオ配信がコーチの期待に応えられるよう、専門のチームを編成しています。バックエンドに関しては、Hudl 社は最高の QoS と QoE を確保するためにすべてを自社開発しています。
今後、THEO 社とHudl 社は、マーケットリーダーとして共に革新し、成長していきたいと考えています。THEO Technologies 社は、低遅延 HLS（LL-HLS）と High-Efficiency Streaming Protocol（HESP）に関する専門知識と革新的な技術を有しており、低遅延に最も重点を置いています。
Hudl 社について
Hudl 社は、パフォーマンス分析のリーディングカンパニーであり、コーチやアスリートが競争に勝つために必要な準備をする方法に革命をもたらしています。2006 年に米国ネブラスカ州リンカーンで設立された Hudl 社は、草の根レベルからプロの組織まで、あらゆるレベルの 16 万以上のグローバルなスポーツチームに、ビデオとデータを使った洞察力を提供する一連の製品を提供しています。Hudl の製品とサービスには、オンラインツール、モバイルおよびデスクトップアプリケーション、スマートカメラ、分析、顧客教育などがあります。