Vidchecker 製品に関する全般的なお問い合せ
Vidchecker とはどのような製品ですか
Vidchecker と Vidchecker-post は、自動品質管理とメディアファイルの自動補正機能を含んだ Windows 向けのソフトウェアアプリケーションです。
Vidchecker と Vidchecker-post の違いを教えて下さい
Vidchecker と Vidchecker-post には、次の点以外はすべて同じテストと補正機能があります。
- Vidchecker は単一のライセンスを使用して 4 つのファイルを同時に QC および補正が可能です
- Vidchecker-post は一度に 1 ファイルを QC および補正が可能です
Vidchecker-post は、ポストプロダクション企業や総コンテンツ量が少ない現場を対象に設計されており、一度に 1 ファイルをチェック出来ます
Vidchecker で検査出来る項目にはどのようなものがありますか
Vidchecker はメディアファイルのあらゆる側面を包括的にチェックし、
- ビデオおよびオーディオパラメータ(コーデック、フレームレートなど)などのファイル構文および基本パラメータ
- ビデオおよびオーディオのレベルおよび品質(例えば、ビデオのブロック性、ドロップアウト、オーディオクリッピング)
- 存在してはいけない / 存在すべきでないカラーバーや黒のシーケンスを探すなどの他のアイテム
- Luma、Chroma、RGB コンポーネントなどの一般的なビデオエラーや、Audio Peak や Loudness レベル(CALM / ATSC または EBU R128 の要件を含む)などの一般的なオーディオエラーを、許容範囲を超えた場合に補正します
補正するオプション機能にはどのような機能がありますか
例えば、以下のような機能があります
- 5 秒間のカラーバーと 10 秒間の黒色が必要であると仮定した場合、実際のファイルに 10 秒間のカラーバーと黒色があった場合にソフトウェアはバーを正しい長さに補正します
- 実際のファイルは ProRes または DNxHD が必要だったが、AVC-Intra で届いてしまった場合
- Vidchecker は必要なフォーマットにトランスコードします
これらの機能は Vidchecker-post で始める事が可能で、将来的に Vidchecker にアップグレードする事も可能です
補正機能が働いた場合、オリジナルのデータへの影響はありますか
影響はありません。Vidchecker は元の入力ファイルを変更せずにそのまま残します。修正されたファイルが Vidchecker によって作成された場合、これは新しいファイルとして別のファイル名で保存されます(通常は元のファイル名に日付と時刻が付いていますが、他のサフィックスを追加する事もできます)
競合製品との違いを教えてください
高速な処理
Vidchecker は、GPU を使用せずに自動的にすべてのプロセッサコア(競合製品より 5 倍高速)を使用します。また、競合製品と異なり、Vidchecker ではファイルをローカルにコピーする必要はありません
メディアファイルの問題を自動補正
Vidchecker は、一般的なビデオとオーディオの問題(ラウドネスを含む)を補正し、補正された完全なファイル(必要に応じて再エンコードされたもの)を書き出すことができます
使いやすさ
Vidchecker は、メーカーの長年の経験をもとにして、オペレータやファイルベースの QC に慣れ親しんだ人が使いやすいように設計されています
使いやすさの一例として、いくつかの競合製品はエラーのすべてのインスタンスを表示します。例えば 100,000 フレームのムービーのほとんどのフレームで同じエラーが発生した場合、100 ページのレポートを生成します。その中には重大なエラーも含まれていることがあります。Vidchecker では、必要に応じて全てのエラーを見ることもできますが、通常、同じタイプのエラーの数がさらに多くなるエラーの最初の 10 個のインスタンスの詳細のみを表示するように制限されています。したがって、この例では、Vidchecker は 1 / 2 ページ程度のレポートを出力し、もう 1 つの重大なエラーを容易に見つける事が出来ます
その他の例として、Vidchecker にはシンタックスエラーチェックが標準でオンになっているため、(競合製品とは異なり)明示的に設定を行う必要はありません。この標準的なシンタックスエラーチェックは、シンタックスが「100 % 正しくない」場合でも、このファイルが標準プレイヤーで正しく再生されるかどうかをチェックする点で有用です
詳細なシンタックスエラーチェックを行いたい場合は、より厳密なチェックを行う ‘拡張シンタックスエラーチェック’を有効にするための機能もあります
競合する製品でシンタックスエラーが見つかると、 ‘RBSP_trailing_bits missing’ [実際の例] のようなものが報告されることがありますが、このようなエラーレポートはオペレータにとって無意味です
一方、Vidchecker がシンタックスエラーを発見した場合、レポートは「シンタックスエラー」であり、指定箇所のタイムコードが出力されます。このメッセージの方がはるかに有用です。
このように、Vidchecker の設計方法には多くの実用に基づいた例があり、使いやすさのために多くのお客様が製品を購入しています
簡単なインストール
Vidcheckerのインストールは非常に簡単です。クリックをしていくだけでインストールが完了します
Vidchecker および Vidchecker-post の両方の製品には、十分な量の API がドキュメントで用意されています。過去に Vidchecker を購入したお客様からは、統合にかかった時間は競合他社製品に比べて当社製品のほうが 3 倍速いことがわかりました
インストールには特別なハードウェアが不要
Vidchecker は標準的なハードウェアを使用する事ができ、かつ処理速度を向上させるためにわざわざ GPU を用意する必要がありません。これは、Vidchecker を簡単に別のサーバーに移動する事ができ、Amazon Web Services などの仮想化された環境で実行できることを意味しています
実装にかかるコストの削減
必要なコーデックのみのライセンスを購入する事で費用を削減する事が出来ます
CPUコアを多く使用する為のライセンスを購入する必要がありません
多くのサードパーティ製品との連携が可能な為、他の製品との統合がまだ行われていない場合、簡単な API と監視フォルダにより統合するコストを削減する事が出来ます(サードパーティ製品参照先)
ソフトウェアの更新頻度を教えて下さい
Vidchecker の開発速度は速く、年に 2 つのメジャーバージョンアップと 2 つのマイナーバージョンアップが予定されています追加された機能は主にフィードバックのあったお客様からの要望に基づいています。お客様からの要望を真に受け取りたいと考えており、要求された機能をすばやく組み込むことができます
試用版やオンラインデモはありますか
はい、試用版はございます。下記のメールアドレス宛に試用されたい Vidchecker 製品名(Vidchecker もしくは Vidchecker-post)をお伝えください
試用版に制限はありますか
試用版は 15 日間使用可能なライセンスです
また、Vidchecker で再エンコードされたビデオにウォーターマークが追加され、チェック可能なオーディオの時間が制限されていますが、デコードおよび再エンコードに使用するすべてのコーデックが有効になっています
試用版の延長をご希望の場合は、下記のメールアドレス宛にご連絡ください
Vidchecker の製品紹介をしているビデオはありますか
YouTube で vidchecker と検索して頂くと、製品の紹介ビデオが検索できます(英語音声のみとなります)
検査結果を SDI に出力する事は可能ですか
Vidchecker には、オプションソフトウェアとして SDI 出力可能なプレイヤーソフトウェアが用意されています。このプレイヤーソフトウェアを使用してファイルを再生し、ファイルが正しく再生されるかどうかの確認を行う事は非常に重要です。
再エンコードした場合の画質はどの程度ですか
Vidchecker は、人間の目には見えないようにビデオレベルを補正するように設計された、「インテリジェントな補正」と呼ばれる独自の特許取得済みビデオ補正アルゴリズムを採用しています
Telestream では、ビデオレベルのエラーは最も一般的なエラーの一部であるため、ワークフローのスピードアップには自動ビデオ補正が非常に重要であると考えており、修正作業をノンリニア編集で再編集を行うのは時間とコストがかかります
その為、2009 年に Vidchecker のエンジニアは、人間の目や脳が静止画や動画をどのように認識し、ビデオ品質を損なうことなく修正を行うことができるかを研究するために数ヶ月を費やしました
そして私たちは経験豊富なビデオの QC スタッフに、同じ画面で2つのビデオを並べて比較して、2 つのビデオのどちらがオリジナルであるかを判断し、修正されたものであることを確認する「ダブルブラインド」テストを行いました。スタッフの中で違いを見分けることができる者はいませんでした
Telestream はこのアルゴリズムの特許を取得しており、このアルゴリズムを使用する他の企業はありません。この為、他の製品とは異なり、Vidcheck の補正アルゴリズムを使用するとビデオの品質が維持され、ビデオの自動修正が可能になります
Vidchecker で補正出来るラウドネスの種類をおしえてください
ITU-1770-3、ITU-1770-1 そして ARIB TR-B32 に対応しています
Vidchecker でチェック出来るオーディオのトラック数、チャンネル数に制限はありますか
オーディオトラック数とチャンネル数に制限はありません
API 可能ですを使用した別の製品への連携は可能ですか
可能です
ライセンス形態を教えて下さい
ソフトウェアライセンスとなります。USB 接続のドングルはありません
Linux や Mac で動作しますか
Vidchecker は Windows 向けに開発された製品の為、ネイティブでは Linux や Mac をサポートしていません
ただし、Vidchecker は VMware / Parallels / Mac Bootcamp などの Windows 環境で動作します