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リアルタイムストリーミングについて
リアルタイムストリーミング（以後 RTS）は、Alibaba Cloud が UDP（ユーザー・データグラム・プロトコル）をベースに開発したインタラクティブなストリーミング機能の代表格です。RTS は、WebRTC（Web Real-Time Communication）を使用してデータを転送します。
RTS は ApsaraVideo Live に依存し、世界中の Alibaba Cloud CDN の様々なコンテンツデリバリーネットワーク（CDN）ノードとネットワークリソースを活用しています。RTS は、数千万の同時ストリームと最大 2 秒でのエンド・ツー・エンドの遅延をサポートし、同時に導入コストを最小に抑えます。
ライブストリーミングは、様々な商業分野で人気を博しています。優れたライブストリーミングのユーザー体験を提供するためには、堅牢なテクノロジーとリソースのサポートが必要です。RTS は、Alibaba Cloud の実務経験に基づいて開発されました。
左上：RTMP + パケットロス率 15%
右上：RTS + パケットロス率 15%
左下：ライブソース（オリジナル）
右下：RTS + Narrowband HD™ Transcoding + パケットロス率 15%
RTS の特長
低遅延
同じフリージングレートでも、Flash Video（FLV）ストリーミングの遅延量が約 7 秒であるのに対し、RTS は約 2 秒と、70％ も短縮されています。高い並列性
RTS は、Alibaba Cloud CDN が提供する 2,800 以上の CDN ノード、十分な予約帯域幅、およびインテリジェントなスケジューリング機能により、数千万の同時ストリームをサポートします。効率的なデプロイ
RTS のために、ApsaraVideo Live サービスのアーキテクチャを変更することなく、プレイヤー SDK を更新することができます。RTS は、ApsaraVideo Live のストリームインジェスト、トランスコード、スナップショットの各機能と互換性があります。RTS のアーキテクチャ
RTS はストリーミングプロトコルを最適化します。RTS のストリーミング URL は、新しいプロトコル・ヘッダである「artc://」から始まります。
RTS を使用するには、現在お使いの ApsaraVideo Live サービスに RTS ストリーミング・ドメインを追加する必要があります。
想定されるシナリオ
Eコマースのライブストリーミング
RTS によって、売り手は買い手とのコミュニケーションを取り、買い手の質問に答え、商品情報をリアルタイムでやり取りすることができます。RTS は売り手の商品総価値（GMV）向上に役立ちます。
教育現場でのライブストリーミング
RTS は、先生と大勢の生徒が同時に低遅延でのオンラインコミュニケーションを可能にした、大規模な授業を実現します。これにより、より良い学習環境を実現することができます。リアルタイム通信（RTC）と比較して、RTS はより低い導入コストでより高い同時実行性をサポートします。
レクリエーション・スポーツにおけるライブストリーミング
RTS は、スポーツやイベントの低遅延ライブストリーミングをサポートします。RTS は、スムーズ且つ高解像度の動画再生を実現し、先進的なライブストリーミング体験を提供します。