ストリーミングサービス満足度を高める
〜 低遅延配信の重要性とは?〜
昨今、ライブストリーミング配信は私達の生活に大きく関わっています。最近では世界的なスポーツイベントの観戦などでリアルタイム配信をネットで観戦されていた方も多くいたのではないでしょうか。こういったオンラインのストリーミングやリアルタイム配信などのコンテンツにおいて非常に重要なことは、何よりも低遅延であることです。もし大きな遅延があると、映像や音声の再生に遅れが生じるため、リアルタイム性が求められるイベントや競技の視聴には不向きです。
例えば、スポーツ中継などで数秒の遅延があると、視聴者がリアルタイムで試合を観戦することができず、SNS などの他の情報源から結果を先に知ってしまう可能性があります。また、ビデオ会議やリモートワークなどでも、遅延があるとコミュニケーションの質が低下します。
そのため、リアルタイム性が求められるコンテンツにおいて低遅延は非常に重要です。低遅延がなぜ重要で、取り入れることでどういうメリット、デメリットがあるかについてこの記事でご紹介します。
どんな状況に低遅延技術は必要か?
- スポーツ中継や音楽イベントなど
- ライブストリーミングアプリ
- e コマース
- e ラーニング
- ゲーミング配信
- テレビ会議
- オークション
- ギャンブル
...等々
低遅延配信を実現する方法
低遅延配信を実現するには、さまざまな技術が用いられます。例えば、映像や音声のエンコード方式の最適化、低遅延に対応した通信プロトコルと通信プロトコルを最適化することによって、遅延を最小限に抑えることができます。それにより視聴者に満足度の高い視聴体験を提供できるようになります。
- 最新のストリーミングソリューション :最新のストリーミングソリューションを使用することで、配信者は高画質で低遅延のストリーミングを提供可能になります。
- 最適なコーデック:状況に応じた高性能なコーデックは、より少ない帯域幅で高品質なストリーミングを安定して提供することができます。
- 低遅延プロトコル :低遅延のプロトコルを使用することで、ストリーミングの遅延を最小限に抑えます。
- コンテンツデリバリーネットワーク(CDN):CDN は、世界中の視聴者に高速かつ安定したストリーミングを提供するために必要です。 CDN を使用することで、遅延を最小限に抑えます。
低遅延のメリット
- ネタバレを避ける:特にスポーツ中継などでは、遅延のせいで結果を SNS で先に知ってしまうことは最悪です。即時を求めるイベントを配信する場合、リアルタイム性の向上は重要項目になります。
- コンテンツの価値向上:低遅延配信により、コンテンツの価値が向上します。たとえば、低遅延配信を用いたオンライン講義やビデオ会議などは、参加者がリアルタイムで意見や質問を交換できるため、より有意義なコミュニケーションが行われることが期待されます。
- 視聴者の満足度を向上:低遅延によって視聴者は配信の遅延によるストレスを感じることが少なくなります。これにより、さらに快適な視聴体験を提供することができます。
低遅延のデメリット
- 運用コスト:CDN のコストを考慮する必要があります。
- 複雑なネットワーク:ネットワーク構成やセキュリティに関する多岐にわたる問題をクリアにする必要があります。
- プロトコルの選定:低遅延配信を実現するためには、適切なプロトコルの選択するための知識や経験が必要です。
DPSJ が扱う超低遅延対応の動画配信プラットフォームで
超低遅延配信を実現します!
弊社の取り扱うソリューションを通してお客様の低遅延ライブ配信をお手伝いします。低遅延に対応しているだけでなく多機能で高品質なソリューションを是非、体験してみてください。
Wowza Video
様々な機能を1つのプラットフォームに集約したクラウドベースのプラットフォーム。高機能ビデオ配信ソリューションです。トランスコード、配信、再生など、グローバルなストリーミングを簡単にし、最高の視聴体験を提供します。
主な特長や機能
- VOD とライブビデオストリーミングの配信に対応
- コンテンツの管理(CMS)機能
- コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)
- 堅牢なビデオプレイヤー
- リアルタイム アナリティクス
主な特長や機能
- 1 秒以下の遅延
- API ファーストな設計
- DRM によるコンテンツの保護
- 制限なくビデオストリーミングを視聴者に届けることが可能
- 超低遅延プロトコル HESP に対応
主な特長や機能
- 世界最高水準のリアルタイムストリーミングネットワーク
- 8K ライブストリーミングにも対応
- 細い帯域でも高画質を維持、NarrowbandHD 技術搭載
Ceeblue Cloud
「超低遅延 + ABR」という最高のデリバリーを視聴者に提供することが可能で、1 秒以下の低遅延配信を実現します。様々な配信向けコーデックやプロトコルをサポートしています。
主な特長や機能
- 超高速なトランスコードと世界中に秒以下でのビデオデリバリーを提供
- WebRTC と ABR(アダプティブ・ビットレート)の組み合わせを実現
- 1 つの API で様々なプロトコルにアクセス可能
機能比較一覧
Wowza Video | THEOlive | Apsaravideo Live | Ceeblue Cloud | |
1 秒以下の遅延 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
CMS(コンテンツ管理) 機能 | ◯ | ✕ | ✕ | ✕ |
DRM (コンテンツ保護)設定 | ◯ ※1 | ◎ | ◯ ※2 | ◯ ※3 |
超低遅延プロトコルに対応 | WebRTC | HESP | WebRTC(RTS) | WebRTC |
超低遅延(1 秒以下の遅延)の大規模配信における ABR に対応 | △ (通常の配信では ABR 対応) | ◯ | △ (通常の配信では ABR 対応) | ◯ |
※ 1 Wowza Video は超低遅延(WebRTC 利用時)配信の場合受信/送信ストリームの暗号化機能を使用して、コンテンツを保護できます。
※ 2 ApsaraVideo Live は超低遅延(RTS利用時)配信の場合 URL 認証機能を使用して、オリジンサーバー上のリソースを不正アクセスやダウンロードから保護できます。
※ 3 Ceeblue Cloud は超低遅延(WebRTC 利用時)配信の場合 AES 暗号化機能を使用して、コンテンツを保護できます。
低遅延でのライブストリーミング配信は視聴者に質の高い視聴体験を提供するだけでなく、コンテンツ自体の品質も向上させる重要な要素となりました。ライブストリーミング配信での低遅延は今では欠かせないものになりつつあり、視聴者の満足度にも大きく影響します。 DPSJ のソリューションでお客様のライブストリーミング配信をサポートします。お気軽にお問い合わせください。