Velocity v9.1 正式リリース

2005年11月15日 シンシナティ
米国Harris社はLeitch VelocityHDおよびVelocityQに搭載されるVelocityソフトウェアの新バージョン9.1の正式リリースを発表しました。


本製品はHD/SDノンリニア編集機として業界において過去6回にわたり各賞を受賞したVelocityHD、及びVelocityQへ向けて販売されます。
特にVelocityHDにおいては、Panasonic VariCamに適合し、更に一般に広く使われている標準SDフォーマットにも対応しました。さらにHDVの1080i及び720p規格をサポートしています(入力のみ)。
HDVの特徴としてタイムライン上において他のHDフォーマットとシームレスに互換性を保つことができる事が挙げられます。
VariCamへの対応は、AJ-HDC27 VariCamHDをHD-SDIで記録する際に、ノンアクティブフレームの除去が可能でありバリアブルフレームレートに対応可能となっています。また、24fps VariCam仕様をサポートする他、オフ・スピード効果を高める“オーバークランキング”や”アンダークランキング“に対してもサポートされています。編集能力のアップとしてはリアルタイムの機能(容量)を2倍に強化し、HDのマルチカメラ編集機能は今までの2面から4面に増えました。
さらにVelocityHDはSDへの対応として、DV25などのテープレスメディア機器やDVCPRO25やDVCPRO50などPanasonic P2メディアレスメモリーベース機器から映像データをダイレクトにサポートする柔軟性を取り入れました。このSD機能は、VelocityQにおいても同様です。
また、VelocityHDは下位のVelocityQ、VelocityRとの、プロジェクト及び映像ファイルの互換性を持つようになります。
VelocityHDはハードウエアのAltitudeボードとVelocityソフトが一体となったものです。VelocityQはハードウエアのQuattrusボードとVelocityソフトが一体となったものです。高品質、リアルタイム編集、価格面で言えば業界において注目に値するコスト対効果に優れた製品群と言えます。
Velocity 9.1の対象ユーザーはVelocityHD、VelocityQ、RealityV-HD、RealityV-SDです。
DPSJに既に登録済みのVelocityHD及びRealityV-HDユーザーはDPSJホームページより無償でダウンロードすることが可能で、ダウンロードサービスは2005年11月22日より可能となる予定です。
VelocityQ及びRealityV-SDユーザーは、有償でのアップグレードサービスが実施される予定で、価格及びアップグレード方法等は2005年11月28日に発表される予定です。